ジェントルマックス
プロプラスとは

ジェントルマックスプロプラスの画像

ジェントルマックスプロプラスとは米国・シネロンキャンデラ社製のジェントルマックスシリーズのひとつで、熱破壊式のレーザー脱毛機器になります。熱破壊式とは出力の高いレーザーで、メラニン色素を多く含む毛をターゲットにして照射します。これによって、毛包や毛乳頭など毛の組織を破壊していくことで脱毛していきます。

ジェントルマックスプロプラスの特長は次の通りになります。

広範囲に効率よく照射可能

ジェントルマックスプロプラス_ハンドピース

最大26㎜口径による照射が可能になりました。スポットサイズが大きいことで照射する回数も少なくなります。また、最大3Hzのスピードでの照射も可能になりました。Hzとは、1秒間に何回レーザーが照射されるのかを表しています。照射スピードの向上と口径の拡大により、広範囲に効率よく施術できるようになったので、施術の短時間化にもつながっています。

表皮冷却システム「ダイナミッククーリングデバイス(DCD)」

ジェントルマックスプロプラス_ダイナミッククーリングデバイス

ジェントルマックスプロプラスには、照射直前に素早く表皮を冷却する装置が備わっています。これによって、痛みや皮膚が火傷による熱損傷のリスクも低減されるようになりました。

剛毛から産毛まで対応可能

波長と深達度の異なる2種類のレーザーで剛毛から産毛まで対応可能

アレキサンドライトレーザー(755nm)とヤグレーザ(1064nm)という波長と深達度の異なる2種類のレーザーが搭載されています。異なるレーザーを組み合わせることで、産毛から濃い毛まで様々な脱毛施術に対応可能です。また、照射時間も独自に設定可能なため、患者さまの肌あるいは毛の質に合わせた施術も可能です。

男性の太く濃いヒゲに効果的

ヒゲの男性のイメージ

一般的に男性のヒゲは1本1本が太く、他の部位に比べて毛根が深いことが特長です。ジェントルマックスプロプラスに搭載されているヤグレーザーは波長が長めで深達度が高いため、男性のヒゲなどの毛根が深く太い毛に効果的です。

蓄熱式レーザーと熱破壊式レーザーの違い

蓄熱式レーザー 熱破壊式レーザー
照射方法 低出力レーザーを連続照射 高出力レーザーを1回ずつ照射
ターゲット 毛髪中枢(バルジ領域)
毛を生やす指令を出す組織
毛根や毛乳頭
毛を生やす組織
脱毛効果が出る期間 比較的ゆっくり 早い
施術時の痛み 少ない 部位によっては強い
肌への負担 少ない 部位によってはある
剛毛への効果
産毛への効果

蓄熱式レーザーと熱破壊式レーザーは、ターゲットにする組織が異なります。熱破壊式レーザーは、ヒゲやVIOなどの太く濃い毛へのアプローチが得意です。
ジェントルマックスプロプラスは熱破壊式レーザーですが、2種の波長のレーザーを照射可能なため、剛毛にも産毛にもアプローチが可能です。

施術の流れ

  1. カウンセリング

    まず患者さまの皮膚状態を確認します。ケロイド体質の方、妊娠中およびその可能性のある方、光線過敏性の方などについては、施術することはできません。また、刺青のある部分にも施術することはできません。

  2. 肌質、毛質の状態を調べる

    施術をすることに問題がなければ、患者さまの肌質や毛質を調べ、ジェントルマックスプロプラスで施術する際の適切とされる出力モードや照射時間の設定を決めていきます。

  3. 麻酔

    施術当日、メイクや日焼け止めなどは落とします。痛みが不安という方には事前に麻酔クリームを塗布します。

  4. マーキングをする

    施術前にレーザー照射による打ち漏らしや重ね打ちするリスクを避けるべく、照射部位に印を付けるマーキングを行います。

  5. 照射

    脱毛したい部位に向け、レーザーを照射します。痛みについては、肌をゴムで弾く程度です。顔に照射する場合、目を保護するためのゴーグルを着用します。

  6. 施術後

    施術が終われば、照射部位をクールダウンさせていきます。必要な場合は、軟膏等を塗布するなどアフターケアもしていきます。

施術後の注意点

メイクや洗顔については当日から可能です。ただ肌は乾燥しやすくなっているので、しっかり保湿クリームを塗るなどのアフターケアが必要です。また照射部位の日焼けは皮膚症状を悪化させるので、日焼け止めを塗るなどの対策も怠らないようにしてください。
なお1度の施術で終了することはありません。照射部位や個人差もありますが、同一部位であれば5~8回程度通うことで脱毛効果が現れるようになります。ちなみに同一部位の施術を再度行う際は、2ヵ月程度間隔を空けてから受けられるようにしてください。

施術を行えない方

  • 妊娠中もしくは、その可能性が高いとされる方
  • 光感受性が高い方
  • ケロイド体質にある、過剰瘢痕化の恐れがあるとされる方 など