介護が必要になる前に
行うのが介護脱毛
介護脱毛とは、要介護者になってから行う脱毛ではありません。あらかじめ介護をされることを念頭にして行う施術で、主にデリケートゾーン(VIO)が中心になります。なお元気なご高齢の方で介護脱毛を希望されても、白髪ではレーザーが反応しないので脱毛施術ができないということがあります。そのため、白髪になる前に脱毛施術を始めるようにしましょう。
介護脱毛のメリット
衛生環境が整いやすい
高齢で体が動かしにくい、介助者のサポートが必要となっても、ムダ毛がないことでお尻が拭きやすくなります。またムダ毛に排泄物が絡みつくことがないので衛生環境を保ちやすくなるほか、入浴時の陰部の洗浄も手間がかからずにすむようになります。
介護者と介護する側の負担が軽減する
陰毛などのムダ毛があると雑菌が繁殖しやすくなるのでオムツ交換時に悪臭が漂いやすくなるのですが、脱毛施術によってそのリスクが低減します。また毛があることで皮膚に排泄物が残りやすくなるのですが、これによって炎症や感染症を引き起こすこともあります。このようにデリケートゾーンを脱毛することは介護者、介護する側の双方の負担を軽減するようになります。
介護脱毛のデメリット
施術時に痛みが出る
VIOでは粘膜に近い部位に向けてレーザーを照射していくことになるので、施術中に痛みが出ることもあります。なお痛みがどうしても気になる方には施術前に麻酔を使用することもできます。
恥ずかしく感じることも
医療脱毛による永久脱毛なので、一度破壊した毛根から毛が生えることはありません。そのためデリケートゾーンの脱毛によって、銭湯や温泉地等で人の目に触れる機会があると恥ずかしいと感じることがあるかもしれません。しかし、衛生面や快適さから若い方に限らず40代・50代の方のデリケートゾーンの脱毛ニーズは年々高まっています。
費用がかかる
将来の介護を目的に行う脱毛施術といっても保険適用されることはありません。したがってそれなりに費用がかかることになります。また施術は1回で終わることはありません。次の施術までに2~3ヵ月の間隔を空け、平均して8~10回程度の通院が必要となります。つまり少なくとも1年以上は通うことになります。
何歳までにするべき?
医療脱毛はレーザーを使用した施術になります。この場合、黒い色(メラニン色素)に反応してレーザーは毛根を破壊していきます。つまり脱毛したい部位が白髪であれば、レーザーは反応しません。そのような状態であれば施術は不可ということになります。ちなみに介護脱毛を希望されるのであれば、白髪が生え始める前に開始するのが望ましいです。具体的には頭髪に白髪がみられる頃には、VIOにも白髪が生えるようになります。40代前半までには施術を受けられることをお勧めします。
施術範囲はどこまで?
多くの場合、VIO脱毛と同様にデリケートゾーンが施術範囲となります。ただIゾーンだけ希望、Oゾーンだけ希望というケースにも対応いたします。施術時間に関しては、1回の施術で約30分程度です。ちなみに施術部位(Iゾーン、Oゾーン等)を限定するのであれば、もう少し時間は短縮されます。なお施術回数は8~10回が平均とされ、2~3ヵ月程度の間隔を空けて施術することになります。